フランスお菓子の旅ディジョン編2パン・デピス1
今回の旅の目的でもあったのが、このパンデピスです。フランスでは、ランスとディジョンのものが有名なのだそうですが、前回旅したアルザスでもたくさん焼かれていました。ただ今回は、ディジョンにあるミュロ・エ・プティジャンというお菓子屋さんの缶入りのパンデピスがどうしてもほしかったのです。なぜならその缶の蓋の裏にパンデピスの歴史が書いてあるということを知ったからです。そして、読んでみるとパンデピスがもともとは中国からチンギスハーンにより西へ西へともたらされ、イスラムの国から十字軍によってヨーロッパにたどりついたお菓子だったのです。もともとは、蜂蜜と小麦粉で作られていたのですが、伝わる過程で、雑穀が混ぜられたりスパイスが入ったりして、いまのような形になったようです。いろいろな地域で、いろいろなパン・デピスがあるというわけです。ライ麦入りのものが多いのですが、このミュロ・エ・プティジャンのものは小麦粉で作られているのだそうです。
デコレーションもちょっとクラシックですよね!