久し振りのリンツのチョコレート
昔々、お菓子を習い始めたころのお話です。その頃はまだまだ海外のチョコレートは輸入されていない頃で、お菓子の先生から「これはスイスにあるリンツというメーカーのチョコレートです。このお教室では、チョコレートはリンツを使います。」というお話を聞いたときにこれから作るお菓子は、本当に美味しいものが作れるのではと期待に胸がどきどきしたのを覚えています。先生はどうしてスイスのチョコレートがおいしいのかも教えてくださいました。精密機械で有名なスイスは、カカオの粉砕機械もとても精巧で、きめ細かいカカオが作られ、口どけがとってもいいのだと。私も生徒さんに教えるようになって暫くは、リンツのチョコレートでお菓子をお教えしていましたがその時は先生から教えて頂いた通り同じことをお伝えしていたのを覚えています。その後自分でもいろいろ勉強したり、試したりしていくうちに、すっかりバローナばかりをお菓子の材料として使ってしまっていたので、最近はリンツのチョコレートを手に取ることはなかったのですが、苺のマカロンのパッケージに惹かれてつい買ってしまいました。ちょうど美味しいチョコレート食べたいなぁなんて思っていたところでしたしね。久しぶりのリンツ!美味しかったですよ。チョコレートって本当に幸せになりますよね。