2010-06-16 :

伝統菓子物語<サントノーレ>

サントノーレ

サントノーレとは、パンの守護神で、660年ごろの司教の名前のようです。
ついでに、お菓子の守護神は、サン・ミッシェル(聖ミカエル)です。
1840年ごろパリのサントノーレ通りに店を持っていたシブースト氏の店のパティシエオーギュスト・ジュリアンが作ったお菓子で、 最初は、シューではなくブリオッシュで作られていたようです。中に詰めるクリームは、シブースト氏が作ったとされる(?)クレーム・シブーストと言ってクレーム・パティシエールにゼラチンを加え、さらにイタリアンメレンゲを加えたクリームです。
美味しいお菓子なのにパンの守護神の名前が付いていたのには、最初は、ブリオッシュ生地で作られていたことや、初めてサントノーレを売り出した菓子屋さんが、パリのサントノーレ通りにあったからかも知れませんね

おまけですが、最初ブリオッシュで作られていたサントノーレは、お店で買って家に持ち帰るころには、ブリオッシュがクリームの水分を吸ってしまいべしょべしょになってしまい大変だったとか・・いつの時代も美味しいものが出来上がるまでにはいろいろな苦労があるものなんですね!

サントノーレ
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