2011-09-30 :

新作ケーキ

フォレ・ロートンヌ(秋の森) 

森の秋

フランスに、フォレ・ノワール(黒い森)というお菓子があります。これは、ドイツやウィーンに行くとシュバルツベルダー・キルシュトルテと呼ばれるお菓子なのですが、それにかけてフォレは森・ロートンヌは秋で、秋の森と名づけてみました。フォレ・ノワールの方は、サクランボとさくらんぼのお酒キルシュをたっぷりきかせたさっぱりとしたお菓子なのですが、フォレ・ロートンヌはマロンペーストの葉っぱを敷き詰め、きのこや落ちてきた栗をイメージして、飾って見ました。もちろん落ち葉の下には、マロンのクリームとクレームシャンティーがモンブランのように敷き詰めてありますよ。

出来たての秋のお菓子を持って、今日はご近所の改築祝のティーパーティです。ということで、子供たちの口に入ることを想定して今日はお酒抜きです。ラム酒がきいているともっと美味しんだけれど…。
何か行事があると、イマジネーションが湧いて楽しいものです。
2011-07-25 :

パート・ド・フリュイ



宝石

先日、生徒さん達とのお菓子の旅で、訪ねたジャック・ジュナンさんのお店で、買い求めたパート・ド・フリュイというお菓子です。宝石のようでしょう?15年ほど前に、パリのフォションで初めてこのお菓子に出会いました。
初めて口にした時は、果物をぎゅーっと凝縮した濃厚な味にびっくりしてしまいました。それ以来自分でもこのお菓子を作りたいと思い、時に焦がしたり、時にやけどをしたりと悪戦苦闘して、作るようになりました。お教室で生徒さんに作っていただくのはとても難しいのですが、私のこのお菓子への思い入れが強く、授業でも生徒さんにお教えしています。
ですが、このジャック・ジュナンさんのパート・ド・フリュイは別格です。今まで食べたどのパート・ド・フリュイよりもジューシーで、果物のフレッシュな香りが感じられます。また、大きさも小ぶりで食べやすいですね。
パリに行かれたらぜひ、訪ねてみてください。タルト・シトロン ヴェール(ライムのタルト)も絶品です。
2011-05-23 :

フランスお菓子の旅6

フランスお菓子の旅ボーヌ編
土曜の朝市

前にも書きましたが、ボーヌには、土曜日に朝市が開かれます。今回の旅の目的は、実は、パンデピスに入れるスパイスを買うことでした。金賞を取ったパンデピスを売っている蜂蜜屋さんのおじさんに教えてもらって、朝市の中にお店を出しているスパイス屋さんで、アニス・クローブ・ナツメグ・シナモン・ジンジャーなどを混ぜてあるものを見つけ、買ってきました。
                                                                スパイス

そのスパイスを使って今月は皆さんで、パンデピスを作ってみました。
パンデピスお教室
こちらもなかなか美味しそうでしょ!
2011-05-23 :

フランスお菓子の旅5

フランスお菓子の旅ディジョン編

パンデピス食べ比べ

食べ比べ
今回、ディジョンを旅して、さまざまなパンデピスを知り、そのいくつかを買い求めてきました。
今月のレッスンでは、そのパンデピスを自分たちで作ったパンデピスとともに食べ比べをするというなんとも贅沢な会だったんですよ!
写真は、下から、あんずジャムを挟んだもの。ノネットという名前の丸くて小さいカシスジャム入りのパンデピス。ボーヌの朝市でしか買えない蜂蜜屋さんの作ったパンデピス。これは、ブルゴーニュのパンデピスコンクールで、金賞をとったのだそうです。そして、お教室のパンデピスです。最初の3つは、小麦粉で作られていますが、お教室では、ライ麦入りのレシピなので、食感はだいぶ違いますが、生徒さんの中で人気があったのは、蜂蜜屋さんのものと、お教室で作ったライ麦いるのものでした。見た目は決して派手ではありませんが、噛めば噛むほど味が広がり飽きが来ないお菓子です。だからこそ何世紀もの時間を経ても色あせず、変わらず美味しいと思わせてくれるのでしょう。
また、パンデピスは、季節や行事に合わせ、いろいろな形で焼かれ、とても楽しかったです!ワインボトルの形のものは、お教室に置いておくと何人かは騙されてましたよ。そのほかポワソンダブリルに合わせて、魚の形のものなどもありました。楽しいでしょ!

               パンデピスボトル


2011-05-20 :

フランスお菓子の旅4

フランスお菓子の旅ディジョン編2

パン・デピス1

パンデピス缶   

今回の旅の目的でもあったのが、このパンデピスです。フランスでは、ランスとディジョンのものが有名なのだそうですが、前回旅したアルザスでもたくさん焼かれていました。ただ今回は、ディジョンにあるミュロ・エ・プティジャンというお菓子屋さんの缶入りのパンデピスがどうしてもほしかったのです。なぜならその缶の蓋の裏にパンデピスの歴史が書いてあるということを知ったからです。そして、読んでみるとパンデピスがもともとは中国からチンギスハーンにより西へ西へともたらされ、イスラムの国から十字軍によってヨーロッパにたどりついたお菓子だったのです。もともとは、蜂蜜と小麦粉で作られていたのですが、伝わる過程で、雑穀が混ぜられたりスパイスが入ったりして、いまのような形になったようです。いろいろな地域で、いろいろなパン・デピスがあるというわけです。ライ麦入りのものが多いのですが、このミュロ・エ・プティジャンのものは小麦粉で作られているのだそうです。
デコレーションもちょっとクラシックですよね!

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